施設のお便り

NPO法人日本医療福祉介護協会

嚥下機能と食事について

掲載日:2022.08.20

嚥下機能と食事について

令和4年8月20日(土)に「嚥下機能と食事について」という講習会がZOOMにより開催されました。

今回の講師は社会医療法人 孝仁会 星が浦病院 リハビリテーション部 部長でいらっしゃます佐野昌子様による講習会でした。

講習会の内容は「高齢などによって喉の機能にどのような変化がおきるのか、変化によって飲み込みや食事の様子はどのように変わっていくのか、嚥下機能の低下による変化について。また、飲み込む力が衰えた人に合わせての食材のとろみ、食感、形態を調整した食事について、食材や調理のポイント、注意点などについて」の体験型講習会となりました。

講習会は人が物を食べるにはプロセスがあり、以下の順に物を食べるという行為が行われるということ。

先行期:食物を認識する
  ↓
準備期:食物を取り込む
  ↓
口腔期:食物をまとめて奥に送り込む
  ↓
咽頭期:飲み込む

また、それぞれのプロセスにはそれぞれの問題がある事の説明があり、実際の患者様の様子を動画で説明していただきました。
このプロセスの説明には、実際に物を食べた時の状態や飲み物を飲むときの体勢など、体験しながら「どういう時に飲み込みづらいのか」などを説明していただきました。

誤嚥性肺炎の説明では、むせているから誤嚥しているとか、むせていないから誤嚥していななどは一概には言えないという説明もありました。

後半では「トロミ」についての説明があり、施設ごとに色々なトロミの呼び方があること。トロミを付けるときの簡単な方法や役立つ道具などを説明していただきました。

参加された方からは、「実体験で、利用者様の気持ちがより分かりました。今後の介護の参考にさせて頂きます。」という声が多く寄せられました。

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